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ドイツの食肉ダイオキシン汚染問題

2011年、ドイツは食品安全事件から始まりました。
オランダから輸入した家畜飼料により、ドイツの豚、鶏、鶏卵、七面鳥が汚染されたということで、1000か所以上の農場が一時的に閉鎖になりました。


「えー!クリスマスに七面鳥食べちゃってるんじゃないの???」と思われるかもしれませんが、実は、ドイツではクリスマスに七面鳥を食べる習慣はありません。
クリスマスに七面鳥を食べるのはアメリカ、ローストチキンを食べるのはイギリスです。私もヨーロッパに来るまで知らなかった。日本の”西洋文化”がいかに英語圏に偏っているかがわかります。

ちなみに、チーズケーキもカップケーキもアメリカの文化なので、ドイツにはありません。最近は扱うケーキ屋さんも徐々に出てきましたが。チーズケーキの代わりに、クワークケーキがあります。クワークはヨーグルトに似たチーズ製品です。日本で言うとプチダノンに似た味わい。そして、このクワークはアメリカにはありません。なんだかややこしい。

食のトレーサビリティは、食の流通が国際化している日本でも最近問題になっていますが、EU圏内であっても管理は難しいと考えるべきか、厳重な管理の結果発見されたと考えるべきか、悩むところです。


この状態に、いち早く対策を打ち出して発表したのがスイス。
2011年1月12日のNZZ紙によると、スイスのスーパーママーケット、コープでは牛肉の92%が国内産、鶏肉の80%以上は国内産等、食の安全性をいち早くアピールしました。

Greed is for animals not "cool"
Geiz ist für Tiere gar nicht «geil»
http://www.nzz.ch/nachrichten/wirtschaft/aktuell/food_billig_1.9071711.html

「さすがスイス!」と言いたいところですが、これにはスイス特有の事情が。スイスは、輸入肉に高い関税をかけて自国の牧畜産業を保護しています。その結果、国内に流通するのは国産の肉が多い代わりに、ドイツと比較すると、約2倍~4倍の金額を消費者が払わされています。
陸続きのヨーロッパのこと。国境をはさんでこんなに価格差があるということになれば、週末になると国境付近のスイス住民はドイツに買い物に出かけます。そのあたりは、税関も良くわかっていて、スイスの車がドイツに行く場合にはほとんどノーチェックなのに、スイスに帰ってくる場合には、かなりの確率でトランクをチェックされます。生肉は一人500gまでの持ち込み制限があります。これは、日本人にとってはかなり多く感じますが、ほとんど毎日肉を食べるスイス人にとっては、一週間分に満たない量です。

つまりこの報道は、自国の産業保護政策の正当性を消費者にアピールするための発表でもあるのです。なんだかどこかの国の米政策でも聞いたことがあるような。。。

その結果、スイスに美しい牧畜風景が残っているのも事実。日本がAFTAに参加することになれば米の関税撤廃は避けられません。安い米を消費者が購入できるようにするのか、美しい田園風景を残していくのか、選択を迫られる時が来ています。
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No title

ドイツのニュースはめったに日本に入ってこないので懐かしいよ。いろいろリサーチしながら書いているみたいだね。えらい!
陸続きゆえ食の安全管理は怖いよね。
私はオランダの色のないぶよぶよしたトマトが大嫌いだ!見るからに体に悪そうだよね。

コメントありがと!

確かに、オランダのトマトは色がない気がする。。。スペインのトマトは赤くてきれいでおいしいよね。
こちらに来て、とにかくオレンジがおいしい!さすがスペインバレンシアオレンジだわ。。。!
プロフィール

Saori Fujita Heuer

Author:Saori Fujita Heuer
ライター、Web&携帯マーケティングコンサルタント
プレミアムブランド自動車会社でWebマスターをしていました。
8年習ったはずのフランス語と3年習ったはずのドイツ語を武器に邁進中。ヨーロッパでジャパンブランドを訴求するため、スイスにコンサルティング会社を設立。
会報誌にて、PCコラムを連載中。

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